ETC は結局買ったお店で付け直してもらった。また工賃を取られたので無駄な出費になってしまったのだ。
それはともかくいよいよマフラーとエアクリーナーを交換したのだ。
買ったのは D-SPORT のスポーツマフラーとスポーツエアクリーナー。D-SPORT には音が小さめのサイレントバージョンのマフラーもあったのだが、ある程度音がしなければつまらないので普通のほうにしてみた。バカみたいにうるさいのは嫌だが、ディーラーでも買えるものだし、車検の対応範囲内の音量なので、それほど心配することもないだろう。
D-SPORT というメーカーはコペンを買うまでまったく知らなかったのだが、ダイハツ車なら定番のパーツメーカーらしい。日産に対する NISMO みたいなものなのかな? よくわからん。
あまり定番でもつまらないかと思ったのだが、他のもいろいろ調べてみても、良さそうなのはほとんど無かった。車をいじるのが好きな人なら大抵知ってるであろうフジツボのマフラーと最後まで悩んだのだが、見た目があまり好きじゃなかったので D-SPORT にした。
で、付けてみての感想だが、アイドリングから明らかに音が違う! ぶるるる・・ という音なのだ! って文字で書いてもわからないな。
走り出してみると、もちろん音は大きくなったが、思ったより大きな音ではなかった。もちろん純正よりは大きな音だが。
で、一回りゆっくり乗って見たのだが、なんだか徐々に音が大きくなってきた気がする。マフラーは新品よりちょっと経ったほうが音が大きくなるのだが、これももっと乗ればもう少し音が大きくなりそうだ。
で、性能のほうは、ほんのちょびーっとトルク感が増した気がする。マフラーを換えると低速トルクが無くなることがあるのだが、そんな感じはぜんぜんなかった。全体にちょこっと性能アップした感じは体験できた。まあ、すぐ慣れると思うけど。
これでもうしばらく何も買えないな。
2006年04月10日
2006年04月06日
Panasonic CY-ET900KD
要するにアンテナ分離型 ETC 車載器を買ったのだ。
買って取り付けた後、いきなり高速に突っ込んでみたが、初 ETC レーンはやっぱり快適だった。しかも通勤時間帯割引だったのでいきなり割り引かれてびっくりしたのだ。
ところが取り付け箇所が非常に不満だ。ケーブルむき出しのカード丸見えなのだ。今度またお店に行って取り付け直してもらうか、ディーラーでわがまま言って取り付け直してもらうかしようとおもう。
買って取り付けた後、いきなり高速に突っ込んでみたが、初 ETC レーンはやっぱり快適だった。しかも通勤時間帯割引だったのでいきなり割り引かれてびっくりしたのだ。
ところが取り付け箇所が非常に不満だ。ケーブルむき出しのカード丸見えなのだ。今度またお店に行って取り付け直してもらうか、ディーラーでわがまま言って取り付け直してもらうかしようとおもう。
2006年01月23日
光触媒ガラス系ポリマー加工
我がコペンにやっとポリマー加工をした。
去年の春頃に簡単なポリマー加工をやってもらったのだが、その効果もとっくに切れて、今では水あか付き放題だったのだ。
今回はいつもと違う店でポリマー加工してもらうことにした。あまり信用していない店なのだが、値段が格安なのに惹かれたのだ。
お店は深谷市(旧花園)の「オートウェイ」という店。デミオの時にこの店でダウンサスを入れてもらって、ホイールナットがちゃんと締まっていなかったという最悪な店だ(笑)
この店ではポリマー加工について特に大々的に宣伝しているわけではないなのだが、店内の工賃票を見るとちゃんとポリマー加工の工賃が書いてあるのだ。その値段が他店より安そうだったのでここでお願いすることにした。
ポリマー加工と言ってもいくつか種類があるが、やってもらったのは「光触媒 ガラス系ポリマー加工」。この店では 3 グレードあるなかで一番高いヤツにした。
結果、とても良い感じだ。まだ 1 日しか経ってないので今後どのように劣化していくのかわからないが、細かい擦り傷も消えてガラス系ポリマーらしいヌルっとした艶がでている。
おおむね満足だ。
去年の春頃に簡単なポリマー加工をやってもらったのだが、その効果もとっくに切れて、今では水あか付き放題だったのだ。
今回はいつもと違う店でポリマー加工してもらうことにした。あまり信用していない店なのだが、値段が格安なのに惹かれたのだ。
お店は深谷市(旧花園)の「オートウェイ」という店。デミオの時にこの店でダウンサスを入れてもらって、ホイールナットがちゃんと締まっていなかったという最悪な店だ(笑)
この店ではポリマー加工について特に大々的に宣伝しているわけではないなのだが、店内の工賃票を見るとちゃんとポリマー加工の工賃が書いてあるのだ。その値段が他店より安そうだったのでここでお願いすることにした。
ポリマー加工と言ってもいくつか種類があるが、やってもらったのは「光触媒 ガラス系ポリマー加工」。この店では 3 グレードあるなかで一番高いヤツにした。
結果、とても良い感じだ。まだ 1 日しか経ってないので今後どのように劣化していくのかわからないが、細かい擦り傷も消えてガラス系ポリマーらしいヌルっとした艶がでている。
おおむね満足だ。
2005年06月14日
カーセキュリティ
我が愛車コペンにカーセキュリティを付けたのだ。
コペンはアパートの駐車場に駐めてるので、誰でもすぐ近くまで近づけるし、駐めている位置も表の通りから駐車場に入ってすぐのところなので外から丸見えだったりする。ということは普段から大勢がコペンを見ることになるだろうし、その大勢の中にもしも 1 人でもコペンを狙う輩がいたらと思うと、安心して夜も眠れないのだ。
実はコペンの契約を結んだときからカーセキュリティはずっと調べていたのだ。はじめは純正の盗難警報装置をオプションで付ければいい程度に考えていたのだが、純正だと外からセキュリティが付いてるのか判断できないので、いざ窃盗団にターゲットにされて盗難されそうになったときに初めて効果を発揮するものだったりする。ということは、実際に窓ガラスを割られたり鍵穴をこじ開けられたりして、少なからず車に被害を受けてしまうのだ。
これじゃあまり意味がないので外から見て警戒中であることが判るようなものが良い。ダミーの LED だと素人の自分でもすぐ判ってしまうような物しかない。
さらにセキュリティ関係のサイトを調べてみると、プロの窃盗団に狙われたら純正のセキュリティでは簡単に突破されてしまうとか書いてあったりする。純正どころか量販店で売ってるようなカーセキュリティでも簡単に突破できるとか書いてあったりするのだ。本気で車を守りたいなら専門ショップで本格的なセキュリティシステムを組んでもらうしかないらしいのだ。
まあ、本気で狙われたことを考えたらきりがない。そもそも狙われるような車じゃないし。
いろいろ探してみると、日本で売ってる一番有名なカーセキュリティはもともとアメリカ製の OEM で、さらに本場アメリカでは日本とは比較にならないほど安価で売ってるというのだ。しかし日本の代理店が直接輸入することを許すはずもなく、専門ショップや量販店には直接輸入のセキュリティは置いてない。
店頭で売ってないならネットオークションの出番だ。
ヤフオクで探してみるとあるわあるわ大量に本場アメリカのセキュリティが現地価格に近い価格で売られているのだ。しかしヤフオクで買うと取り付けは自分でやらなければならない。幸いなことに友人に整備士がいて、さらにその友人は普段からセキュリティの取り付けをやっているというので、取り付けをやってくれるか聞いてみたところ快諾してくれたのだ。いやはやとってもありがたいのだ
ということで選んだセキュリティは日本でも有名な VIPER という機種。せっかくなので日本代理店でも扱っていないタイプを選んだのだ。セキュリティのリモコンでセンサーの状況を表示してくれるので、駐車場から離れていても車に危険が及んだらすぐに知ることができるのだ。このリモコンがなかなかカッコイイのが決め手になったのだ
取り付けは友人宅でやってもらった。取り付けは車の配線などよく見ながらやらなければならないのでテスターなどを使いながら慎重にやってもらった。配線を探すためにオーディオやらセンターコンソールやらそこら中をバラす必要があり、朝から作業してもらったのに結局終わったのは夜中になってしまったのだ。
作業を見ていたのだが、素人の僕にはさっぱりわからなかった。友人曰く電装系は車の整備士でも難しいのだそうだ。時々「電流が流れすぎだけど一か八かやってみる」とか言われたりドキドキしながら作業を見守るしかなかった。
何はともあれ半年以上も悩んでいたセキュリティが付いたのでホッと一安心なのだ。
しかしセキュリティを付けたからと言って何かが変わるわけじゃないのでちょっとつまらなかったりする。
だからといってセキュリティが作動されても嫌だが。
コペンはアパートの駐車場に駐めてるので、誰でもすぐ近くまで近づけるし、駐めている位置も表の通りから駐車場に入ってすぐのところなので外から丸見えだったりする。ということは普段から大勢がコペンを見ることになるだろうし、その大勢の中にもしも 1 人でもコペンを狙う輩がいたらと思うと、安心して夜も眠れないのだ。
実はコペンの契約を結んだときからカーセキュリティはずっと調べていたのだ。はじめは純正の盗難警報装置をオプションで付ければいい程度に考えていたのだが、純正だと外からセキュリティが付いてるのか判断できないので、いざ窃盗団にターゲットにされて盗難されそうになったときに初めて効果を発揮するものだったりする。ということは、実際に窓ガラスを割られたり鍵穴をこじ開けられたりして、少なからず車に被害を受けてしまうのだ。
これじゃあまり意味がないので外から見て警戒中であることが判るようなものが良い。ダミーの LED だと素人の自分でもすぐ判ってしまうような物しかない。
さらにセキュリティ関係のサイトを調べてみると、プロの窃盗団に狙われたら純正のセキュリティでは簡単に突破されてしまうとか書いてあったりする。純正どころか量販店で売ってるようなカーセキュリティでも簡単に突破できるとか書いてあったりするのだ。本気で車を守りたいなら専門ショップで本格的なセキュリティシステムを組んでもらうしかないらしいのだ。
まあ、本気で狙われたことを考えたらきりがない。そもそも狙われるような車じゃないし。
いろいろ探してみると、日本で売ってる一番有名なカーセキュリティはもともとアメリカ製の OEM で、さらに本場アメリカでは日本とは比較にならないほど安価で売ってるというのだ。しかし日本の代理店が直接輸入することを許すはずもなく、専門ショップや量販店には直接輸入のセキュリティは置いてない。
店頭で売ってないならネットオークションの出番だ。
ヤフオクで探してみるとあるわあるわ大量に本場アメリカのセキュリティが現地価格に近い価格で売られているのだ。しかしヤフオクで買うと取り付けは自分でやらなければならない。幸いなことに友人に整備士がいて、さらにその友人は普段からセキュリティの取り付けをやっているというので、取り付けをやってくれるか聞いてみたところ快諾してくれたのだ。いやはやとってもありがたいのだ
ということで選んだセキュリティは日本でも有名な VIPER という機種。せっかくなので日本代理店でも扱っていないタイプを選んだのだ。セキュリティのリモコンでセンサーの状況を表示してくれるので、駐車場から離れていても車に危険が及んだらすぐに知ることができるのだ。このリモコンがなかなかカッコイイのが決め手になったのだ
取り付けは友人宅でやってもらった。取り付けは車の配線などよく見ながらやらなければならないのでテスターなどを使いながら慎重にやってもらった。配線を探すためにオーディオやらセンターコンソールやらそこら中をバラす必要があり、朝から作業してもらったのに結局終わったのは夜中になってしまったのだ。
作業を見ていたのだが、素人の僕にはさっぱりわからなかった。友人曰く電装系は車の整備士でも難しいのだそうだ。時々「電流が流れすぎだけど一か八かやってみる」とか言われたりドキドキしながら作業を見守るしかなかった。
何はともあれ半年以上も悩んでいたセキュリティが付いたのでホッと一安心なのだ。
しかしセキュリティを付けたからと言って何かが変わるわけじゃないのでちょっとつまらなかったりする。
だからといってセキュリティが作動されても嫌だが。
2005年05月26日
テレマティクス
「テレマティクス」という言葉を知ってる人はあまり多くないと思う。
車によく乗る人はもしかしたら「ITS」という言葉のほうが聞いたことがあるかもしれない。自動車メーカーの Web サイトを見ると「ITS への取り組み」などと称じて近未来のナイトライダー的な技術の取り組みを紹介していたりする。テレマティクスというのはこの ITS の取り組みの 1 つで、要するに車載通信サービスのことを言うらしい。語源は「通信」と「情報科学」の造語らしいのだがなんかしっくりしないと思う。
で、誤解を恐れずにわかりやすく言うと「テレマティクス」とはカーナビのすごいヤツだ。カーナビというと地図を表示して目的にまでの道案内をするものだが、今時のカーナビはどれも通信で渋滞情報なども取得したりする。これがテレマティクスでは通信するものをもっと増やし、天気や駐車場の空き状況、お店の開店時間などまで通信したり、もしくは事故や病気で緊急事態に陥ったときにコールセンターに自動で連絡したりする。
最近ではトヨタの「G-BOOK」や日産の「カーウィングス」、ホンダの「インターナビ」等がテレマティクスの実例だ。
とまあテレマティクスの説明を書いてみたが、早い話が「テレマティクス」が欲しいのだ!
どうやったら手に入る調べてみた。分かったことは、現状でテレマティクスを手に入れる方法は上記自動車メーカー 3 社の車を買うしかないらしい。他メーカーの車に後付は出来ないみたいなのだ。
そんな馬鹿な話があるか? 欲しいのは自分のコペンに付けるためのテレマティクスだ。車なんか買えるか!
後付のカーナビに似たような機能のものがないか探してみたところ、Pioneer の AirNavi というのがなんとなくテレマティクスっぽい。しかし現行機種は 3 年前に発売された初期型の AVIC-T1 という機種 1 種類しかないのだ。それでも値段がカーナビにしては比較的安いほうだったので、ちょっと欲しいなあと思ってた矢先に飛び込んできたニュースが生産終了のお知らせだった。
なんでテレマティクスは一般的じゃないのだろう。こんなに欲しいのに。
と思っていろいろテレマティクス全般について調べてみたところ、どうもトヨタも日産もホンダもいまいちテレマティクス関係はうまくいってないような印象を受けた。「テレマティクス」のキーワードで出てくる情報はニュース系サイトや講習会の案内、市場予測などしかない。ユーザーの声がほとんどないのだ。
もっとはっきり言ってしまえば、テレマティクス産業なんてものはまだ成り立っていないみたいだ。
証券アナリストの発する実態のない「テレマティクス」というキーワードにユーザーからメーカーまで踊らされているだけのようだ。「マルチメディア」の二の舞か。
車によく乗る人はもしかしたら「ITS」という言葉のほうが聞いたことがあるかもしれない。自動車メーカーの Web サイトを見ると「ITS への取り組み」などと称じて近未来のナイトライダー的な技術の取り組みを紹介していたりする。テレマティクスというのはこの ITS の取り組みの 1 つで、要するに車載通信サービスのことを言うらしい。語源は「通信」と「情報科学」の造語らしいのだがなんかしっくりしないと思う。
で、誤解を恐れずにわかりやすく言うと「テレマティクス」とはカーナビのすごいヤツだ。カーナビというと地図を表示して目的にまでの道案内をするものだが、今時のカーナビはどれも通信で渋滞情報なども取得したりする。これがテレマティクスでは通信するものをもっと増やし、天気や駐車場の空き状況、お店の開店時間などまで通信したり、もしくは事故や病気で緊急事態に陥ったときにコールセンターに自動で連絡したりする。
最近ではトヨタの「G-BOOK」や日産の「カーウィングス」、ホンダの「インターナビ」等がテレマティクスの実例だ。
とまあテレマティクスの説明を書いてみたが、早い話が「テレマティクス」が欲しいのだ!
どうやったら手に入る調べてみた。分かったことは、現状でテレマティクスを手に入れる方法は上記自動車メーカー 3 社の車を買うしかないらしい。他メーカーの車に後付は出来ないみたいなのだ。
そんな馬鹿な話があるか? 欲しいのは自分のコペンに付けるためのテレマティクスだ。車なんか買えるか!
後付のカーナビに似たような機能のものがないか探してみたところ、Pioneer の AirNavi というのがなんとなくテレマティクスっぽい。しかし現行機種は 3 年前に発売された初期型の AVIC-T1 という機種 1 種類しかないのだ。それでも値段がカーナビにしては比較的安いほうだったので、ちょっと欲しいなあと思ってた矢先に飛び込んできたニュースが生産終了のお知らせだった。
なんでテレマティクスは一般的じゃないのだろう。こんなに欲しいのに。
と思っていろいろテレマティクス全般について調べてみたところ、どうもトヨタも日産もホンダもいまいちテレマティクス関係はうまくいってないような印象を受けた。「テレマティクス」のキーワードで出てくる情報はニュース系サイトや講習会の案内、市場予測などしかない。ユーザーの声がほとんどないのだ。
もっとはっきり言ってしまえば、テレマティクス産業なんてものはまだ成り立っていないみたいだ。
証券アナリストの発する実態のない「テレマティクス」というキーワードにユーザーからメーカーまで踊らされているだけのようだ。「マルチメディア」の二の舞か。
2005年01月17日
コペンの異音
コペンのラジエターの初期不良を直してもらうのと同時に、納車時から気になっていたルーフのガタガタ音を直してもらった。代車まで借りて、 3 泊 4 日の大手術になったコペンだが、修理の甲斐あってガタガタ音はしなくなったようだ。
異音の原因は、ルーフを支える骨格同士が干渉していたとのこと。詳しいことは分からなかったが、とりあえず直ったので良しとした。
んがしかし、修理後車を受け取り、自宅について車を降りるとすぐに異常に気が付いた。
ドアウィンドウがルーフのゴムに干渉してまともに閉まらないのだ。
ドアを思い切り閉めればなんとか閉まるのだが、「パヒョン」という何とも情けないドアの音がするようになってしまった。
すぐにでも文句を言いにディーラーに行きたいところなのだが、その日は忙しくて行けそうにない。その後も平日は時間がないので結局 1 週間後にもう一度ディーラーに行くことにしたのだ。
1 週間後にもう一度ディーラーに行くと、工場長が出てきた。すぐに原因が分かったらしく、修理も案外すぐに終わった。
今回のディーラーの対応はまあまあ評価できると思う。なんども「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」と頭を下げられるとこっちも恐縮してしまう。
ところが、違うところからもルーフの異音が発生しだした。。。
またディーラー行くか。
異音の原因は、ルーフを支える骨格同士が干渉していたとのこと。詳しいことは分からなかったが、とりあえず直ったので良しとした。
んがしかし、修理後車を受け取り、自宅について車を降りるとすぐに異常に気が付いた。
ドアウィンドウがルーフのゴムに干渉してまともに閉まらないのだ。
ドアを思い切り閉めればなんとか閉まるのだが、「パヒョン」という何とも情けないドアの音がするようになってしまった。
すぐにでも文句を言いにディーラーに行きたいところなのだが、その日は忙しくて行けそうにない。その後も平日は時間がないので結局 1 週間後にもう一度ディーラーに行くことにしたのだ。
1 週間後にもう一度ディーラーに行くと、工場長が出てきた。すぐに原因が分かったらしく、修理も案外すぐに終わった。
今回のディーラーの対応はまあまあ評価できると思う。なんども「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」と頭を下げられるとこっちも恐縮してしまう。
ところが、違うところからもルーフの異音が発生しだした。。。
またディーラー行くか。
2004年12月28日
コペン 1 ヶ月点検
コペンの走行距離が 1,000km を超えたので 1 ヶ月点検をしてきた。
納車から 2 週間で 1,000km を超えて順調に走行距離を伸ばしてるのだ。まあ、こんなペースで乗るのは納車直後だけだとおもうけどね。
納車後直後から運転席側の扉や屋根からカタカタ音がするのが気になっていたので、その旨もサービス窓口に伝えた。異音がする不具合というのはなかなか解決が難しい問題なのだが、そんなことで妥協するつもりはないのだ。
1 ヶ月点検なんてオイル交換程度の簡単な点検だ。あとは一通りの初期不良の有無をチェックするくらいでたいした待ち時間もなく終わるはずだった。しかし異音の不具合があったので、ちょっとめんどくさいことにもなるかなーとは覚悟していた。
そしたらいきなり初期不良が見つかってしまったのだ。
整備担当の人がまず説明をしに来た。
ラジエター液が循環していないため、部品取り寄せになってしまうとのこと。部品は年末年始休暇が終わった後じゃないと入らないので修理は年明けになってしまうとのことだった。
ふざけるななのだ。ラジエターがうまく動いていないと言うことは、エンジンがオーバーヒートを起こす可能性があるわけで、おちおち乗ってられないのだ。
またしばらく待っていると今度は営業担当の人が説明に来た。
ラジエター液が漏れてるとのこと。リザーバータンクまで減っていたので足しておきましたとな。
ラジエター液が漏れてるのか? それとも循環ポンプが壊れてるのか? どっちだ? 両方なのか?
とにかくポンプを取り寄せるので直せるのは年明けになるという説明は同じだった。ラジエター液が極端に減らない限りいきなり壊れることはないので、そのまま年明けまで乗ってて良いそうだ。
そこからさらに 1 時間以上も待たされた。今度は異音の確認ができなかったので時間が掛かってしまったとか。待たされるのは全然構わないが、結局異音は確認できずに何も直せなかったというのだ。
異音はまあオープンカーだし軽自動車なのである程度は仕方がないとは思っていたのだが、こんなに早く異音で困ることになるとは思わなかった。
結局そのまま帰ることにしたのだが、たしかに乗り始めた指摘した異音は鳴らないようだ。しかしちょっと乗ったらまた異音が鳴りだしてしまった。それどころかいろんな箇所でガタガタ鳴りだしてしまったのだ。
あとでコペンの掲示板をみると、同じ時期に納車した人たちが次々に 1 ヶ月点検でラジエター液漏れが発覚しているようだ。部品メーカーがなにかやらかしたのか?
なんだかなあ。
納車から 2 週間で 1,000km を超えて順調に走行距離を伸ばしてるのだ。まあ、こんなペースで乗るのは納車直後だけだとおもうけどね。
納車後直後から運転席側の扉や屋根からカタカタ音がするのが気になっていたので、その旨もサービス窓口に伝えた。異音がする不具合というのはなかなか解決が難しい問題なのだが、そんなことで妥協するつもりはないのだ。
1 ヶ月点検なんてオイル交換程度の簡単な点検だ。あとは一通りの初期不良の有無をチェックするくらいでたいした待ち時間もなく終わるはずだった。しかし異音の不具合があったので、ちょっとめんどくさいことにもなるかなーとは覚悟していた。
そしたらいきなり初期不良が見つかってしまったのだ。
整備担当の人がまず説明をしに来た。
ラジエター液が循環していないため、部品取り寄せになってしまうとのこと。部品は年末年始休暇が終わった後じゃないと入らないので修理は年明けになってしまうとのことだった。
ふざけるななのだ。ラジエターがうまく動いていないと言うことは、エンジンがオーバーヒートを起こす可能性があるわけで、おちおち乗ってられないのだ。
またしばらく待っていると今度は営業担当の人が説明に来た。
ラジエター液が漏れてるとのこと。リザーバータンクまで減っていたので足しておきましたとな。
ラジエター液が漏れてるのか? それとも循環ポンプが壊れてるのか? どっちだ? 両方なのか?
とにかくポンプを取り寄せるので直せるのは年明けになるという説明は同じだった。ラジエター液が極端に減らない限りいきなり壊れることはないので、そのまま年明けまで乗ってて良いそうだ。
そこからさらに 1 時間以上も待たされた。今度は異音の確認ができなかったので時間が掛かってしまったとか。待たされるのは全然構わないが、結局異音は確認できずに何も直せなかったというのだ。
異音はまあオープンカーだし軽自動車なのである程度は仕方がないとは思っていたのだが、こんなに早く異音で困ることになるとは思わなかった。
結局そのまま帰ることにしたのだが、たしかに乗り始めた指摘した異音は鳴らないようだ。しかしちょっと乗ったらまた異音が鳴りだしてしまった。それどころかいろんな箇所でガタガタ鳴りだしてしまったのだ。
あとでコペンの掲示板をみると、同じ時期に納車した人たちが次々に 1 ヶ月点検でラジエター液漏れが発覚しているようだ。部品メーカーがなにかやらかしたのか?
なんだかなあ。
2004年12月13日
最新の散在状況
で、何に散財したかというと、要するにアレだ。最高の買い物をしてしまったのだ。
やっぱり散財と言うからには次の三大要素を満たさなければならない。
・ 高額
・ カッコイイ
・ 実用性がない
ということで、アレというのは車を買ったのだ!!
実は買ったのは軽自動車だったりする。車という物はガソリンだの保険だの税金だの車検だのといろいろ維持費がツライので、経済的な軽自動車にしたのだ。
しかし“普通なら”軽自動車だと最高の買い物にはならない。本当ならデカイ車が欲しいのに、なにかを我慢して軽自動車にするというのが普通だろう。
これまで乗っていた超ウルトラすばらしいデミオだって、コンパクトカーとはいえ新車で一番高い GL-X というグレードだ。“普通なら”軽自動車だって荷物はけっこう載るし実用的だ。カッコイイかどうかは主観があるのでなんとも言えないが、一般的に軽自動車はカッコイイというよりかわいいという感じだ。
ということで、買ったのはダイハツのコペンだ!!
オープンカーで 2 人乗りで、荷物などまったく載らず、軽自動車とは思えない値段で、カッコイイのだ。
コペンは工場では生産ラインには載らず、人の手で組み立てているらしい。生産台数は非常に少なく納車には時間が掛かってしまうのだ。とくに発売当時は 6 ヶ月以上も待たされたらしいのだが、最近はだいぶ納車日も短くなって約 2 ヶ月待ちだ。
それでぼくが契約したのが 10 月末で、やっと昨日の 12 月 12 日に納車になった。実際には 2 ヶ月は掛からずに納車になったので一安心だ。
デミオは実家に置いておくのでこちらもまだ現役だが、これからコペンでブイブイ言わせるぞ!
それはそうと、コペンには派手な形容詞は付けなくて良いかな。
やっぱり散財と言うからには次の三大要素を満たさなければならない。
・ 高額
・ カッコイイ
・ 実用性がない
ということで、アレというのは車を買ったのだ!!
実は買ったのは軽自動車だったりする。車という物はガソリンだの保険だの税金だの車検だのといろいろ維持費がツライので、経済的な軽自動車にしたのだ。
しかし“普通なら”軽自動車だと最高の買い物にはならない。本当ならデカイ車が欲しいのに、なにかを我慢して軽自動車にするというのが普通だろう。
これまで乗っていた超ウルトラすばらしいデミオだって、コンパクトカーとはいえ新車で一番高い GL-X というグレードだ。“普通なら”軽自動車だって荷物はけっこう載るし実用的だ。カッコイイかどうかは主観があるのでなんとも言えないが、一般的に軽自動車はカッコイイというよりかわいいという感じだ。
ということで、買ったのはダイハツのコペンだ!!
オープンカーで 2 人乗りで、荷物などまったく載らず、軽自動車とは思えない値段で、カッコイイのだ。
コペンは工場では生産ラインには載らず、人の手で組み立てているらしい。生産台数は非常に少なく納車には時間が掛かってしまうのだ。とくに発売当時は 6 ヶ月以上も待たされたらしいのだが、最近はだいぶ納車日も短くなって約 2 ヶ月待ちだ。
それでぼくが契約したのが 10 月末で、やっと昨日の 12 月 12 日に納車になった。実際には 2 ヶ月は掛からずに納車になったので一安心だ。
デミオは実家に置いておくのでこちらもまだ現役だが、これからコペンでブイブイ言わせるぞ!
それはそうと、コペンには派手な形容詞は付けなくて良いかな。
2004年07月29日
車の保険
ソニー損保の自動車保険のバナー広告が、ちょっと気になったので覗いてみた。
自分の車の保険も車両保険や等級のおかげで年々負担が少なくなってきたが、他の保険会社と比較したことがないので、それが高いのかやすいのかいまいちわからない。もしかしたら他の会社はもっと安いかもしれない。
それがこのソニー損保では、オンラインで保険料の支払額とオプション等が見積もれるようなので、ちょっとしたアンケートに答える感覚でやってみたのだ。
結果。今より高くなってしまった。
今の保険がどんなオプションがついているのかいまいちわからなかったので、今回は適当にオプションを選んでみた。しかしどうもこのオプションがくせ者なのだ。
どのオプションも、「付けておいた方が良いんじゃないか??」と思わせるような上手い謳い文句で奨めてくるのだ。
まあ、自分ところの商品を売ろうという、まったくもって正当な広告だとおもうのだが、結局保険のオプションなんて、どんなにたくさん付けても使わなければ無駄なわけで、要するに事故に遭わなければ無駄なのだ。保険なんて使わないで済むならそのほうが良いに決まってるのだ。
ちょっとオプションを付けただけで今より保険料が高くなってしまうと言うことは、それだけ今の保険にはなんにもオプションがついていないんだなあ、ということに気が付いた。
でも宣伝文句をみるとオプションを付けた方が良いような気がしてくる。「もしもの時に」なんて言われてしまうと、付けた方が良いような気がしてしまう。
まだ保険の更新は半年以上も先なので、とりあえず見積結果は保存しておいた。次回の更新の時に再度悩もうと思う。
自分の車の保険も車両保険や等級のおかげで年々負担が少なくなってきたが、他の保険会社と比較したことがないので、それが高いのかやすいのかいまいちわからない。もしかしたら他の会社はもっと安いかもしれない。
それがこのソニー損保では、オンラインで保険料の支払額とオプション等が見積もれるようなので、ちょっとしたアンケートに答える感覚でやってみたのだ。
結果。今より高くなってしまった。
今の保険がどんなオプションがついているのかいまいちわからなかったので、今回は適当にオプションを選んでみた。しかしどうもこのオプションがくせ者なのだ。
どのオプションも、「付けておいた方が良いんじゃないか??」と思わせるような上手い謳い文句で奨めてくるのだ。
まあ、自分ところの商品を売ろうという、まったくもって正当な広告だとおもうのだが、結局保険のオプションなんて、どんなにたくさん付けても使わなければ無駄なわけで、要するに事故に遭わなければ無駄なのだ。保険なんて使わないで済むならそのほうが良いに決まってるのだ。
ちょっとオプションを付けただけで今より保険料が高くなってしまうと言うことは、それだけ今の保険にはなんにもオプションがついていないんだなあ、ということに気が付いた。
でも宣伝文句をみるとオプションを付けた方が良いような気がしてくる。「もしもの時に」なんて言われてしまうと、付けた方が良いような気がしてしまう。
まだ保険の更新は半年以上も先なので、とりあえず見積結果は保存しておいた。次回の更新の時に再度悩もうと思う。
2004年06月28日
ホンダ車
最近のホンダの車を見ると、マツダの車とそっくりだなあと思う。マツダ車はある時期から全車種をフロントグリルを五角形にして、細目の吊り目というデザインに切り替えたが、ホンダの車でも同じ特徴を持った車がいくつもある。特にアコードとエリシオンは、初めて見たときに、「マツダの新車だ!」と確信してしまったほどだ。
そこで、ある日なんとなく見ていた掲示板で、とある記事を見かけた。「ホンダのフィットは元マツダのデザイナーが手がけたらしい。」という噂だ。
そういえばたしかにフィットが発売された時期からホンダ車のデザインがマツダっぽくなったような気がする。しかもその噂の書き込みでは、フィットのデザインは、デミオの新型に使われる予定だった物なのだそうだ。
ホントかな。嘘っぽいけど、ホンダとマツダでデザインが似てるのは事実だしな。
ホンダのストリームもマイナーチェンジで、トヨタのウィッシュに似ちゃった。もともとストリームをパクって作ったウィッシュなのに、本家が分家をマネしてどうする…。まあ、発表時期が近かったから、ウィッシュの発表の時にはストリームのデザインは固まってたのかもしれないな。
そこで、ある日なんとなく見ていた掲示板で、とある記事を見かけた。「ホンダのフィットは元マツダのデザイナーが手がけたらしい。」という噂だ。
そういえばたしかにフィットが発売された時期からホンダ車のデザインがマツダっぽくなったような気がする。しかもその噂の書き込みでは、フィットのデザインは、デミオの新型に使われる予定だった物なのだそうだ。
ホントかな。嘘っぽいけど、ホンダとマツダでデザインが似てるのは事実だしな。
ホンダのストリームもマイナーチェンジで、トヨタのウィッシュに似ちゃった。もともとストリームをパクって作ったウィッシュなのに、本家が分家をマネしてどうする…。まあ、発表時期が近かったから、ウィッシュの発表の時にはストリームのデザインは固まってたのかもしれないな。
2002年08月19日
2002 年 8 月 19 日
心を揺さぶる美しさを持つ我がデミオ君の、マフラーの溶接部分が割れてしまったので新しいマフラーを購入した。メーカーは前回とおなじ TRUST のマフラーなのだが、今回はサイレンサー部分が今はやりの砲弾タイプの物にしてみた。
それにしてもサイレンサーより後ろは、他の車種とおなじパーツを使っているからなのか TRUST のポリシーなのかはわからないが、小型車であるデミオには思いっきり不釣合いな大きさだ。どう見てもそこの部分までの管と比べて出口が大きすぎる。はっきり言って意味無く大きい。しかし前回のよりだいぶ軽くなったので、デミオにはその影響のほうが大きいかもしれない。
乗ったときの音は、音質が変わったせいもあるだろうが、けっこう大きくなった感じがする。これが車の外ではどんな音がするのか気になるところだ。
お盆休みも終わってしまったが、せっかく新しいマフラーをつけたのでどこかに行きたいんだけどなあ…。先立つものがない!
それにしてもサイレンサーより後ろは、他の車種とおなじパーツを使っているからなのか TRUST のポリシーなのかはわからないが、小型車であるデミオには思いっきり不釣合いな大きさだ。どう見てもそこの部分までの管と比べて出口が大きすぎる。はっきり言って意味無く大きい。しかし前回のよりだいぶ軽くなったので、デミオにはその影響のほうが大きいかもしれない。
乗ったときの音は、音質が変わったせいもあるだろうが、けっこう大きくなった感じがする。これが車の外ではどんな音がするのか気になるところだ。
お盆休みも終わってしまったが、せっかく新しいマフラーをつけたのでどこかに行きたいんだけどなあ…。先立つものがない!
2002年07月10日
2002 年 7 月 10 日
ああああ! ショック!
世界で一番美しい我がデミオ君の TRUST マフラーになんと亀裂が入ってしまった! サイレンサーの入り口部分の溶接がはずれて、そこが振動してアイドリング時にビビビビビという音がするようになってしまったのだ。
まあ、振動音以外はいまのところ具体的な被害はないのだが、もし完全にサイレンサーが外れてしまったら、その瞬間から爆音ボベボベデミオ君になってしまう。
困った。サイレンサーに穴があいたわけじゃないので、マフラー補修パテでは直らないと言われてしまった。場所が場所だからきちんと溶接しなければいけないのだろうが、ちょっと溶接も難しい場所らしい。
要するに取り替えしかないということか。う〜む。
世界で一番美しい我がデミオ君の TRUST マフラーになんと亀裂が入ってしまった! サイレンサーの入り口部分の溶接がはずれて、そこが振動してアイドリング時にビビビビビという音がするようになってしまったのだ。
まあ、振動音以外はいまのところ具体的な被害はないのだが、もし完全にサイレンサーが外れてしまったら、その瞬間から爆音ボベボベデミオ君になってしまう。
困った。サイレンサーに穴があいたわけじゃないので、マフラー補修パテでは直らないと言われてしまった。場所が場所だからきちんと溶接しなければいけないのだろうが、ちょっと溶接も難しい場所らしい。
要するに取り替えしかないということか。う〜む。
2001年04月28日
2001 年 4 月 28 日
塗りだしたらとまらない。ごっつかっこええわがデミオ君はもともとサイドモールとドアの取っ手は塗装されていないのだが、こいつも塗ってしまうことにしたのだ。
本当ならサイドモールは外してから塗りたいところなのだがマスキングをうまくやればそのままでも塗装できそうだったので、そうすることにした。取っ手は以前デミオメーリングリストのオフ会でいらなくなった取っ手を貰ったのでそれを塗装することにした。
4 つある取っ手の塗装を終わらせて 1 日乾かしてから、1 つずつ丁寧にコンパウンドで鏡面出しをする。3 つ目くらいにもなれば手馴れたもんで、軽やかにリズムに乗って鼻歌でも歌いながらゴシゴシゴシゴシ擦りまくったのが失敗の元だった。
塗装が薄くなりすぎてうっすら下地が見えてきてしまったのだ。これはやばい、と思ったが、まあ気にして見ないとわからない程度だし、ま、いいか、って事で 4 つ目に取り掛かった。
今度は擦りすぎないようにしようと慎重に始めた 4 つ目だったのだが、集中力がなくなっていたようだ。さっきよりも思いっきり擦りすぎてしまった。塗装がはがれておもいっきり下地が顔を出してしまったのだ。
うーん、これでは最初からやり直しなのだ。
気を取り直して次の日にまた塗装から始めた。うっすら下地が出てしまったのもやり直すことにしたので今度は 2 つ塗装するのだ。
ところが塗装が乾く前に 1 つが新聞紙の上で転がってしまったのだ。塗装ははがれてぼろぼろになって、下地もまる見えになってしまった。
キー! ヒステリックになりそうだがなってしまったものはどうしようもない。塗装はぼろぼろになってしまったが乾かないことにはなにも手が出せない。
気を取り直して次の日にまた塗装しなおしだ。サンドペーパーでささくれだった部分を削ろうとしたのだが、残った塗装がぼろぼろと剥がれ落ちてしまう。塗装された部分と下地の部分で段差ができてしまうのでサンドペーパーで慣らそうとするのだが、次々と塗装がはがれてしまうのだ。
なんとか慣らしおわって、塗装を始めると、今度はショウジョウバエが張り付いてしまった。
ッッキーー! なんなんだいったい!
なんとか新聞紙の切れ端の角でショウジョウバエをすくい取るとぽっかり穴があいてしまった。しかし穴は塗装を少し多めにスプレーすることでなんとか目立たなくすることができた。
ところが今度はその多目の塗料が今度は液ダレしてしまったのだ。
ッッッキーーー!! もういい! このまま行くのだ! 液ダレ部分はサンドペーパーで削ってなんとか修復してやるのだ。
1 日おいて乾燥させ、液ダレ部分の修復だ。液ダレの周りをマスキングテープで覆い、削り過ぎないようにする。ぷっくり膨らんだ液ダレ部分を粗めのサンドペーパーでゴシゴシ始めると、ボロっと大きく塗装がはがれてしまった。
ッッッッキーーーー!!!
本当ならサイドモールは外してから塗りたいところなのだがマスキングをうまくやればそのままでも塗装できそうだったので、そうすることにした。取っ手は以前デミオメーリングリストのオフ会でいらなくなった取っ手を貰ったのでそれを塗装することにした。
4 つある取っ手の塗装を終わらせて 1 日乾かしてから、1 つずつ丁寧にコンパウンドで鏡面出しをする。3 つ目くらいにもなれば手馴れたもんで、軽やかにリズムに乗って鼻歌でも歌いながらゴシゴシゴシゴシ擦りまくったのが失敗の元だった。
塗装が薄くなりすぎてうっすら下地が見えてきてしまったのだ。これはやばい、と思ったが、まあ気にして見ないとわからない程度だし、ま、いいか、って事で 4 つ目に取り掛かった。
今度は擦りすぎないようにしようと慎重に始めた 4 つ目だったのだが、集中力がなくなっていたようだ。さっきよりも思いっきり擦りすぎてしまった。塗装がはがれておもいっきり下地が顔を出してしまったのだ。
うーん、これでは最初からやり直しなのだ。
気を取り直して次の日にまた塗装から始めた。うっすら下地が出てしまったのもやり直すことにしたので今度は 2 つ塗装するのだ。
ところが塗装が乾く前に 1 つが新聞紙の上で転がってしまったのだ。塗装ははがれてぼろぼろになって、下地もまる見えになってしまった。
キー! ヒステリックになりそうだがなってしまったものはどうしようもない。塗装はぼろぼろになってしまったが乾かないことにはなにも手が出せない。
気を取り直して次の日にまた塗装しなおしだ。サンドペーパーでささくれだった部分を削ろうとしたのだが、残った塗装がぼろぼろと剥がれ落ちてしまう。塗装された部分と下地の部分で段差ができてしまうのでサンドペーパーで慣らそうとするのだが、次々と塗装がはがれてしまうのだ。
なんとか慣らしおわって、塗装を始めると、今度はショウジョウバエが張り付いてしまった。
ッッキーー! なんなんだいったい!
なんとか新聞紙の切れ端の角でショウジョウバエをすくい取るとぽっかり穴があいてしまった。しかし穴は塗装を少し多めにスプレーすることでなんとか目立たなくすることができた。
ところが今度はその多目の塗料が今度は液ダレしてしまったのだ。
ッッッキーーー!! もういい! このまま行くのだ! 液ダレ部分はサンドペーパーで削ってなんとか修復してやるのだ。
1 日おいて乾燥させ、液ダレ部分の修復だ。液ダレの周りをマスキングテープで覆い、削り過ぎないようにする。ぷっくり膨らんだ液ダレ部分を粗めのサンドペーパーでゴシゴシ始めると、ボロっと大きく塗装がはがれてしまった。
ッッッッキーーーー!!!
2001年04月16日
2001 年 4 月 16 日
途轍もなく格好いいわがデミオ君の傷を治す際に道具を一通りそろえたのだが、まだパテや塗料など残っているものがたくさんあるので、このままではもったいないのだ。ということで、マツダのエンブレムをはずしちゃうことにした。
リアハッチの裏のパネルをはずしてエンブレムの裏側を見ると、エンブレムはボディに位置合わせの穴が 2 つあいてるだけで、ビス止めなどはしてないで接着剤で止めてあるようだ。これを剥がすために用意したのは釣り糸のみ。ピンと張った釣り糸をコシコシ擦りながら隙間から侵入させれば簡単に剥がすことができた。接着剤の残りはサンドペーパーで無理やり擦り落とした。どうせ塗装してしまうのだから擦り傷なんて気にしないのだ。
次にパテで穴を埋めるのだが、これがなかなか思うようにいかない。粘土状のパテを使ったのだが、貫通している穴を埋めようと思って押し込んでもどんどん中に入ってしまうのだ。けっきょく裏を押さえる係とパテを整える係の 2 人がかりでなんとか穴を埋めることができた。
パテを乾かすために一晩置いて、次の日はいよいよ塗装だ。サンドペーパーでパテを平らにし、新聞紙でマスキングして一気に塗装した。塗装は 2 度目なのでだんだんコツをつかんできたのだ。
1 週間ほど乾かしてサンドペーパーとコンパウンドで鏡面出しすると、これがまたきれいに仕上がったのだ。しかし、光の加減で穴があった部分だけが気持ちヘコんでるように見えるのがちょっと気になる。うーん、気になる。気になる。でも言われなければ気が付かないはずなのでこれで良いのだ。
リアハッチの裏のパネルをはずしてエンブレムの裏側を見ると、エンブレムはボディに位置合わせの穴が 2 つあいてるだけで、ビス止めなどはしてないで接着剤で止めてあるようだ。これを剥がすために用意したのは釣り糸のみ。ピンと張った釣り糸をコシコシ擦りながら隙間から侵入させれば簡単に剥がすことができた。接着剤の残りはサンドペーパーで無理やり擦り落とした。どうせ塗装してしまうのだから擦り傷なんて気にしないのだ。
次にパテで穴を埋めるのだが、これがなかなか思うようにいかない。粘土状のパテを使ったのだが、貫通している穴を埋めようと思って押し込んでもどんどん中に入ってしまうのだ。けっきょく裏を押さえる係とパテを整える係の 2 人がかりでなんとか穴を埋めることができた。
パテを乾かすために一晩置いて、次の日はいよいよ塗装だ。サンドペーパーでパテを平らにし、新聞紙でマスキングして一気に塗装した。塗装は 2 度目なのでだんだんコツをつかんできたのだ。
1 週間ほど乾かしてサンドペーパーとコンパウンドで鏡面出しすると、これがまたきれいに仕上がったのだ。しかし、光の加減で穴があった部分だけが気持ちヘコんでるように見えるのがちょっと気になる。うーん、気になる。気になる。でも言われなければ気が付かないはずなのでこれで良いのだ。
2001年03月29日
2001 年 3 月 29 日
とてもかくてもすばらしからぬわがデミオ君のバンパーが傷物になってしまった。塗装がはがれて素材が剥き出しになってしまったのだ。
悲しすぎる。こんなことならいっそバンパーごと取り替えてしまおうかとも思ったのだが、いかんせん金がない。失業中の身にバンパーを買う金なんてあろうはずもないのだ。
それならばいっそのこと自分で補修することにした。金はないが幸いなことに時間はたっぷりあるのだ。
カー用品店で必要な補修道具を見ると、シリコンオフ、バンパーパテ、バンパープライマー、サンドペーパー、当て木、マスキングテープ、塗料、コンパウンドと、必要なものが山のようにあることがわかった。これを全部買うとなるとかなりの金額になってしまう。補修個所なんてほんの一部分なんだからそれぞれ少しだけあれば事足りるのだが、1 つ 1 つの量が多すぎるのだ。
ま、仕方がないので全部買った。
天気のいい日を見計らって作業をはじめた。バンパーの傷をサンドペーパーでならし、パテ埋めをする。それにしてもこれが臭いのだ。健康にも悪そうなのでなるべく息をしないようにしてパテ埋めを進めた。3 時間ほどパテを乾かしてからサンドペーパーで平らにするのだが、なかなか体力がいる。
次はいよいよ塗装だ。マスキングテープと新聞紙で塗らない部分をかなり広い範囲を隠す。少し風が出てきてしまったのであわてて作業したのだが、寒いわ新聞紙は飛ぶわでなかなか大変だった。バンパープライマーで下地を作り、風がやむのを待って一気に塗料を吹き付けた。この瞬間が一番ドキドキするのだ。マスキングはかなり広い範囲をきちんとやったので、万が一失敗しても傷の周りの塗装がおかしくなるだけだ。とにかく塗るのだ。
1 時間ほど乾かして、マスキングを取った。やっぱり境目が目立った(涙)
1 週間ほど乾かしてからコンパウンドで鏡面出しをしたところ、境目がまったくわからなくなった。ただ、パテが平らじゃなかったらしくうっすらボコボコしているが、光に当てながらにらめっこしないとわからない程度なのでまあかなり良くできたほうだろう。
悲しすぎる。こんなことならいっそバンパーごと取り替えてしまおうかとも思ったのだが、いかんせん金がない。失業中の身にバンパーを買う金なんてあろうはずもないのだ。
それならばいっそのこと自分で補修することにした。金はないが幸いなことに時間はたっぷりあるのだ。
カー用品店で必要な補修道具を見ると、シリコンオフ、バンパーパテ、バンパープライマー、サンドペーパー、当て木、マスキングテープ、塗料、コンパウンドと、必要なものが山のようにあることがわかった。これを全部買うとなるとかなりの金額になってしまう。補修個所なんてほんの一部分なんだからそれぞれ少しだけあれば事足りるのだが、1 つ 1 つの量が多すぎるのだ。
ま、仕方がないので全部買った。
天気のいい日を見計らって作業をはじめた。バンパーの傷をサンドペーパーでならし、パテ埋めをする。それにしてもこれが臭いのだ。健康にも悪そうなのでなるべく息をしないようにしてパテ埋めを進めた。3 時間ほどパテを乾かしてからサンドペーパーで平らにするのだが、なかなか体力がいる。
次はいよいよ塗装だ。マスキングテープと新聞紙で塗らない部分をかなり広い範囲を隠す。少し風が出てきてしまったのであわてて作業したのだが、寒いわ新聞紙は飛ぶわでなかなか大変だった。バンパープライマーで下地を作り、風がやむのを待って一気に塗料を吹き付けた。この瞬間が一番ドキドキするのだ。マスキングはかなり広い範囲をきちんとやったので、万が一失敗しても傷の周りの塗装がおかしくなるだけだ。とにかく塗るのだ。
1 時間ほど乾かして、マスキングを取った。やっぱり境目が目立った(涙)
1 週間ほど乾かしてからコンパウンドで鏡面出しをしたところ、境目がまったくわからなくなった。ただ、パテが平らじゃなかったらしくうっすらボコボコしているが、光に当てながらにらめっこしないとわからない程度なのでまあかなり良くできたほうだろう。
2001年03月01日
2001 年 3 月 1 日
ひょんな事からホンダの S2000 を運転する機会があった。朝から晩までみっちり乗る機会があったのだ。
でもその日は朝から雨。せっかくのオープンカーなのに雨が降ってはただ雨音がうるさいだけの車になってしまった。
まあいい。それでも S2000 なのだ。きらびやかでうつくしいわがデミオ君とはまったく乗り味がちがう。どちらかというとバイクに似た感じかな。軽いしアクセルを開ければ開けただけ加速するし、路面を全身で感じることができる。なんとも気持ちがいいのだ。これでオープンにできればもっともっと気持ちよかっただろうなぁ。ザンネンだ。
でもその日は朝から雨。せっかくのオープンカーなのに雨が降ってはただ雨音がうるさいだけの車になってしまった。
まあいい。それでも S2000 なのだ。きらびやかでうつくしいわがデミオ君とはまったく乗り味がちがう。どちらかというとバイクに似た感じかな。軽いしアクセルを開ければ開けただけ加速するし、路面を全身で感じることができる。なんとも気持ちがいいのだ。これでオープンにできればもっともっと気持ちよかっただろうなぁ。ザンネンだ。
2001年02月16日
2001 年 2 月 16 日
目一杯かっこいいわがデミオ君が、そろそろ車検を行なわなければいけない季節になったので、ディーラーに行ったり整備工場やカー用品店などを廻ったりして、どこでやるかを検討し始めた。
失業中でヒマしてるのでユーザー車検も考えているのだが、税金や保険料はどうがんばっても変わらないので、自分でやると言っても金銭的にはあまり得しないということがわかってきた。探せば安い車検代行などいくらでもあるようなのだ。まあ、勉強をかねてユーザー車検に通してみるというのも楽しみのひとつとしては良いかもしれない。
ディーラーで行なう車検は高いイメージがあるのだが、見積もりを取ってみると、車検料そのものはたいした金額ではないことがわかった。しかし合計金額はやっぱり高いわけで、どうして高くなってしまうのかと言うと、どうも交換する部品点数が非常に多いようのだ。ユーザー車検を通したとしても、部品が消耗するのはいっしょなわけで、いつかは交換しなければいけないのはいっしょなのだ。
しかし、自分ではできないディーラーならではのサービス(?)もあった。底面の洗浄と防錆加工がそれだ。スキーに行く機会が多いので底面の防錆加工はなかなか魅力的なのだ。
ユーザー車検に通して防錆加工だけやってもらうわけには行かないのだろうか。そもそも防錆加工など必要なのか? 廃車になるまで乗りつづけるつもりなので、保険の意味でもディーラーで車検したほうがいいのだろうか? よくわからない。
うーん。なやむ。
失業中でヒマしてるのでユーザー車検も考えているのだが、税金や保険料はどうがんばっても変わらないので、自分でやると言っても金銭的にはあまり得しないということがわかってきた。探せば安い車検代行などいくらでもあるようなのだ。まあ、勉強をかねてユーザー車検に通してみるというのも楽しみのひとつとしては良いかもしれない。
ディーラーで行なう車検は高いイメージがあるのだが、見積もりを取ってみると、車検料そのものはたいした金額ではないことがわかった。しかし合計金額はやっぱり高いわけで、どうして高くなってしまうのかと言うと、どうも交換する部品点数が非常に多いようのだ。ユーザー車検を通したとしても、部品が消耗するのはいっしょなわけで、いつかは交換しなければいけないのはいっしょなのだ。
しかし、自分ではできないディーラーならではのサービス(?)もあった。底面の洗浄と防錆加工がそれだ。スキーに行く機会が多いので底面の防錆加工はなかなか魅力的なのだ。
ユーザー車検に通して防錆加工だけやってもらうわけには行かないのだろうか。そもそも防錆加工など必要なのか? 廃車になるまで乗りつづけるつもりなので、保険の意味でもディーラーで車検したほうがいいのだろうか? よくわからない。
うーん。なやむ。
2000年12月31日
2000 年 12 月 31 日
7 日目の朝を迎えた。やはり前日の予報どおり外は大雨だった。今回の北海道では、軽く小雨には降られものの、ほとんどカッパを着る必要のない、恵まれた天気だったのだが、とうとう最終日に降られてしまった。
同じライダーハウスに泊まった 2 人よりも先に目がさめたので、1 人でお湯を沸かし、コーヒーを飲んだ。フェリーに行く途中でコンビニにでもよれば良いと考えていたので、特に朝ご飯は用意していなかったのだが、やっぱり腹が減って仕方がない。しかし、外は大雨なのでコンビニにもあまり行きたくない。何度もカッパを着たくないのだ。
コーヒーを飲んでる音が聞こえたのか、あとの 2 人が起きてきた。1 人は同じフェリーの予定なのだが、乗船締め切り時間ギリギリに行くと言うので、ぼくは先に出発することにした。
フェリー埠頭に着くと、乗船は既に始まっていた。ふつうはバイクが先なのだが、最初のバイクは既に乗船してしまっていて、今は自動車が乗船していた。後から到着したバイクは自動車の後に乗船するらしい。
雨の中しばらく待たされた後、やっと乗船することができた。カッパを脱いで荷物を降ろしてやっとの思いで寝台へたどり着くと、なんと同じライダーハウスに泊まった群馬の人が上の段の寝台にいるではないか。ぼくが出発するころのそのそ起きたはずなのに、なぜぼくより先に寝台にいるんだ!? しかもこんなに近くの寝台に? 不思議なことがあるものだ。
ぼくが荷物をまとめて、楽な服装に着替えている間に群馬の人はどこかへ行ってしまった。まあ、寝台にいても仕方がないのでぼくもとっとと移動することにした。ビールでも飲みながら出航する海を眺めるのだ。
ビールを買っておつまみを買って、ついでにジャンプも買って、やっと朝ご飯(?)にありつけるのだ。腹が減って仕方がないのでちょっと急ぎぎみで海の見えるソファーに向かうと、なんとそこにビールとおつまみを持った先ほどの群馬の人が座ってるではないか。なんなんだいったい。なんで同じ行動をしてしまうんだ??
「うわ! また会っちゃいましたね!」
「うわ! そうですね!」
まあ、いいや。ちょうどその人の隣が開いていたので、そこに座った。その人は本を読んでいたが、ぼくはジャンプを読み始めた。
しばらくすると船は動き出し、ついに北海道を離れることになった。船の出港は何度見ても感慨深いものだ。ボケーっと海を見ながらビールを何本も飲んで、北海道の最終日が終わった。
同じライダーハウスに泊まった 2 人よりも先に目がさめたので、1 人でお湯を沸かし、コーヒーを飲んだ。フェリーに行く途中でコンビニにでもよれば良いと考えていたので、特に朝ご飯は用意していなかったのだが、やっぱり腹が減って仕方がない。しかし、外は大雨なのでコンビニにもあまり行きたくない。何度もカッパを着たくないのだ。
コーヒーを飲んでる音が聞こえたのか、あとの 2 人が起きてきた。1 人は同じフェリーの予定なのだが、乗船締め切り時間ギリギリに行くと言うので、ぼくは先に出発することにした。
フェリー埠頭に着くと、乗船は既に始まっていた。ふつうはバイクが先なのだが、最初のバイクは既に乗船してしまっていて、今は自動車が乗船していた。後から到着したバイクは自動車の後に乗船するらしい。
雨の中しばらく待たされた後、やっと乗船することができた。カッパを脱いで荷物を降ろしてやっとの思いで寝台へたどり着くと、なんと同じライダーハウスに泊まった群馬の人が上の段の寝台にいるではないか。ぼくが出発するころのそのそ起きたはずなのに、なぜぼくより先に寝台にいるんだ!? しかもこんなに近くの寝台に? 不思議なことがあるものだ。
ぼくが荷物をまとめて、楽な服装に着替えている間に群馬の人はどこかへ行ってしまった。まあ、寝台にいても仕方がないのでぼくもとっとと移動することにした。ビールでも飲みながら出航する海を眺めるのだ。
ビールを買っておつまみを買って、ついでにジャンプも買って、やっと朝ご飯(?)にありつけるのだ。腹が減って仕方がないのでちょっと急ぎぎみで海の見えるソファーに向かうと、なんとそこにビールとおつまみを持った先ほどの群馬の人が座ってるではないか。なんなんだいったい。なんで同じ行動をしてしまうんだ??
「うわ! また会っちゃいましたね!」
「うわ! そうですね!」
まあ、いいや。ちょうどその人の隣が開いていたので、そこに座った。その人は本を読んでいたが、ぼくはジャンプを読み始めた。
しばらくすると船は動き出し、ついに北海道を離れることになった。船の出港は何度見ても感慨深いものだ。ボケーっと海を見ながらビールを何本も飲んで、北海道の最終日が終わった。
2000年12月30日
2000 年 12 月 30 日
6 日目の朝を迎えた。次の日の朝には小樽発のフェリーに乗らなければならないので、北海道を満喫できる最後の日になった。
結局待ち合わせた人は現れなかった。ぼくが時間を勘違いしたのか、忘れられたのか、その人がどこかでトラブってるのかぜんぜんわからないし、確認のしようがないので、オニギリ 1 つを食ってとっとと出発することにした。
やっぱり腹が減る。進めど進めど腹が減って腹が減ってしかたがないのだ。思い起こせば、この旅行中はずっと腹が減っていたような気がする。うまいものばっかり食ってるんだからいつも満腹だろう、と思っていたが、よく考えたらうまくなさそうなものや、普段から食べられそうなものはぜんぜん食べないようにしていたようだ。
空腹でぶっ倒れそうなまま、そのへんのドライブインに入りこみ、それまでとかわらずうまそうで変わったものを探した。そしたらあるではないの。「牛トロ丼」。ネギトロ丼は知ってるが、牛のトロ? まあ食ってみることにした。
比較的早い時間だったので、他に客は誰もいなかった。しばらく待つとおばちゃんがトレイに牛トロ丼と味噌汁を載せて運んできた。出てきたものは、生のハンバーグがご飯に載っているようなものだった。それもマクドナルドのハンバーグって感じ? 見た目はあまりよろしくない感じ。食べてみると、味はなかなかおいしかった。濃厚なネギトロ丼って感じで、空腹にはなかなか良かった。
夕張市に近づくにしたがって、だんだんメロンの直売所が増えてきた。お土産にメロンを買おうと思っていたのだが、夕張市に入っちゃうと値段が跳ね上がりそうだったので、夕張市の手前でドライブインに入り込んだ。「夕張メロン」を名乗れるのは夕張市の農協に出荷したものだけらしいので、実際に店頭には「夕張メロン」を名乗っているものはぜんぜんなくて、近隣の地名のメロンばかりだった。そもそも時期的に夕張メロンのピークは過ぎてしまっているらしい。とりあえず 200 円で一切れ食べてみた。う〜〜ん、やっぱりめちゃめちゃおいしい! これを買うことに決めた。
夕張を過ぎればすぐに札幌だ。もうかなり都会になってしまったので、いかにも観光地という観光地しか見るところはなさそうだ。時間もお昼を回ったくらいだったので、相も変わらずお腹を空かせていたぼくは、せっかくなのでラーメン横丁へ行ってみることにした。
場所はすぐに見つかった。ラーメン横丁の目の前に路駐し、早速適当な店に入って普通の味噌ラーメンを食べた。味は、うーん、普通だった。家の近所のラーメン屋のほうがダンゼンうまいな。
飯も食ったし、その後何をしようか悩んだが、もう小樽まで行ってしまうことにした。時計台やクラーク博士像も見たい気がしたけど、そんなものは写真で見てるからいいや、ってことで、先に進むことにした。
ちょっと早いが小樽で寝るところを探すことにする。キャンプなら朝早くに出られるのでできればキャンプ場にしようと思っていたのだが、夜から雨が降るという予報が不安だ。ライダーハウスも見当たらない。それならかんぽの宿にでもしようかと思ったが、満室だった。しかたがないからキャンプ場に決めた。
貸し別荘も経営しているというキャンプ場へ行き、受付を済まそうとしたところ、値段表のところになぜかライダーハウスの値段も書いてあった。話を聞いてみると、混雑のピーク時以外では、貸し別荘のうちの 1 軒をライダーハウスとして貸し出しているというではないか。ということは建物は貸し別荘そのものなわけで、キッチンも冷蔵庫もあって、しかもなんと布団まであるという。風呂は提携しているホテルの温泉に安く入れるらしいので、もう至れり尽せりなのだ。しかも値段は、まあ、ライダーハウスとしてはほんのちょっとだけ高めだが、それでもこの建物に泊まれるということならめちゃめちゃ安い。
ということでそこの貸し別荘もどきライダーハウスに泊まることにした。他にライダーがいなければ、1 人で貸し別荘を占領することができるのだが、あいにくすでに先客が 1 人いるらしい。まだ早い時間なので他の客も来ることだろう。
建物は、ログハウスのきれいな建物だった。先客の人は出かけていたが、しばらくするとやってきた。一言二言会話をしたが、ぼくはさっさと荷物をまとめて、ホテルの温泉にいった。
この温泉がまたさすがホテルの温泉といった感じで、広くてきれいだった。温泉から出ると、出たところで生ビールを売っていた。なんと言う商売上手だろうか。こんな目の前で売っていたら飲まずにはいられないので、それを一気に飲みほした。
夕飯はホテルの外のラーメン屋で味噌ラーメンを食べた。しかし食べながら考えたら、この日 2 度目の味噌ラーメンだった。でもこっちのほうがうまかったから良しとしよう。ラーメン屋でも小樽の地ビールを飲んだ。
ライダーハウスに戻り、先客と話をしているとあとからもう 1 人やってきた。結局その晩はこの 3 人だけがこのライダーハウスに泊まるらしい。1 人は島根から来た人で北海道は今回が初めてだというが、かなり旅なれているようだった。もう 1 人は群馬の人で次の日ぼくと同じフェリーで北海道を発つという。
3 人でお菓子やおつまみを片手にビールを飲んで、久しぶりに(もちろん別々の)布団で寝た。
結局待ち合わせた人は現れなかった。ぼくが時間を勘違いしたのか、忘れられたのか、その人がどこかでトラブってるのかぜんぜんわからないし、確認のしようがないので、オニギリ 1 つを食ってとっとと出発することにした。
やっぱり腹が減る。進めど進めど腹が減って腹が減ってしかたがないのだ。思い起こせば、この旅行中はずっと腹が減っていたような気がする。うまいものばっかり食ってるんだからいつも満腹だろう、と思っていたが、よく考えたらうまくなさそうなものや、普段から食べられそうなものはぜんぜん食べないようにしていたようだ。
空腹でぶっ倒れそうなまま、そのへんのドライブインに入りこみ、それまでとかわらずうまそうで変わったものを探した。そしたらあるではないの。「牛トロ丼」。ネギトロ丼は知ってるが、牛のトロ? まあ食ってみることにした。
比較的早い時間だったので、他に客は誰もいなかった。しばらく待つとおばちゃんがトレイに牛トロ丼と味噌汁を載せて運んできた。出てきたものは、生のハンバーグがご飯に載っているようなものだった。それもマクドナルドのハンバーグって感じ? 見た目はあまりよろしくない感じ。食べてみると、味はなかなかおいしかった。濃厚なネギトロ丼って感じで、空腹にはなかなか良かった。
夕張市に近づくにしたがって、だんだんメロンの直売所が増えてきた。お土産にメロンを買おうと思っていたのだが、夕張市に入っちゃうと値段が跳ね上がりそうだったので、夕張市の手前でドライブインに入り込んだ。「夕張メロン」を名乗れるのは夕張市の農協に出荷したものだけらしいので、実際に店頭には「夕張メロン」を名乗っているものはぜんぜんなくて、近隣の地名のメロンばかりだった。そもそも時期的に夕張メロンのピークは過ぎてしまっているらしい。とりあえず 200 円で一切れ食べてみた。う〜〜ん、やっぱりめちゃめちゃおいしい! これを買うことに決めた。
夕張を過ぎればすぐに札幌だ。もうかなり都会になってしまったので、いかにも観光地という観光地しか見るところはなさそうだ。時間もお昼を回ったくらいだったので、相も変わらずお腹を空かせていたぼくは、せっかくなのでラーメン横丁へ行ってみることにした。
場所はすぐに見つかった。ラーメン横丁の目の前に路駐し、早速適当な店に入って普通の味噌ラーメンを食べた。味は、うーん、普通だった。家の近所のラーメン屋のほうがダンゼンうまいな。
飯も食ったし、その後何をしようか悩んだが、もう小樽まで行ってしまうことにした。時計台やクラーク博士像も見たい気がしたけど、そんなものは写真で見てるからいいや、ってことで、先に進むことにした。
ちょっと早いが小樽で寝るところを探すことにする。キャンプなら朝早くに出られるのでできればキャンプ場にしようと思っていたのだが、夜から雨が降るという予報が不安だ。ライダーハウスも見当たらない。それならかんぽの宿にでもしようかと思ったが、満室だった。しかたがないからキャンプ場に決めた。
貸し別荘も経営しているというキャンプ場へ行き、受付を済まそうとしたところ、値段表のところになぜかライダーハウスの値段も書いてあった。話を聞いてみると、混雑のピーク時以外では、貸し別荘のうちの 1 軒をライダーハウスとして貸し出しているというではないか。ということは建物は貸し別荘そのものなわけで、キッチンも冷蔵庫もあって、しかもなんと布団まであるという。風呂は提携しているホテルの温泉に安く入れるらしいので、もう至れり尽せりなのだ。しかも値段は、まあ、ライダーハウスとしてはほんのちょっとだけ高めだが、それでもこの建物に泊まれるということならめちゃめちゃ安い。
ということでそこの貸し別荘もどきライダーハウスに泊まることにした。他にライダーがいなければ、1 人で貸し別荘を占領することができるのだが、あいにくすでに先客が 1 人いるらしい。まだ早い時間なので他の客も来ることだろう。
建物は、ログハウスのきれいな建物だった。先客の人は出かけていたが、しばらくするとやってきた。一言二言会話をしたが、ぼくはさっさと荷物をまとめて、ホテルの温泉にいった。
この温泉がまたさすがホテルの温泉といった感じで、広くてきれいだった。温泉から出ると、出たところで生ビールを売っていた。なんと言う商売上手だろうか。こんな目の前で売っていたら飲まずにはいられないので、それを一気に飲みほした。
夕飯はホテルの外のラーメン屋で味噌ラーメンを食べた。しかし食べながら考えたら、この日 2 度目の味噌ラーメンだった。でもこっちのほうがうまかったから良しとしよう。ラーメン屋でも小樽の地ビールを飲んだ。
ライダーハウスに戻り、先客と話をしているとあとからもう 1 人やってきた。結局その晩はこの 3 人だけがこのライダーハウスに泊まるらしい。1 人は島根から来た人で北海道は今回が初めてだというが、かなり旅なれているようだった。もう 1 人は群馬の人で次の日ぼくと同じフェリーで北海道を発つという。
3 人でお菓子やおつまみを片手にビールを飲んで、久しぶりに(もちろん別々の)布団で寝た。
2000年12月20日
2000 年 12 月 20 日
5 日目の朝を迎えた。前日の疲れも取れて気持ちよく起きることができたのだが、とにかくめちゃめちゃ腹が減ったのだ。
顔を洗ってとっとと出発しようと荷物をまとめ始めると、
「おはよー!」
と元気よくジン君がやってきた。
「ライダーごっこしよう!」
と言っていきなり片付けてる最中のぼくの荷物を持って、トレーニング器具のベンチにまたがってしまった。
「お兄ちゃんはもう出発しなきゃいけないんだよ。荷物返してぇ。」
「お兄ちゃんは学校へいったよ。」
そうか。ジン君のお兄ちゃんのレイ君はすでに学校へ行ってしまったのか。ちょっとだけ助かった。
「いや、お兄ちゃんってのはオレの事だよう。オレの荷物返してー!」
「オレ? パパがオレだよ。」
そうか。お兄ちゃんがお兄ちゃんでオレはパパか。っていうかわけわからん。さすが 3 才。
「んー… ライダーさんの荷物返してー!」
「やだっ!」
がくっ。
しかたがないのでちょっとだけライダーごっこに付き合った。しばらくしたらオーナーがジン君を連れて行ってくれたので、速攻で荷物をまとめて出発した。それにしても 3 才にしてこの饒舌、将来のさんまか古館か。
出発したのはいいが、とにかく腹が減った。なにか食べなければ、と思い、通り沿いの飲食店を探すが、さすがにこの時間に開いている店などない。しかたがないので先を急ぐことにして、しばらく先にあるはずの道の駅をとりあえずの目標に定めてひたすら走ることにした。
目標の道の駅に到着したのだが、案の定まだオープンしていなかった。30 分ほど待てば開くらしいのだが、腹の虫は 30 分も待ってくれるほど穏やかなものではなかった。もうこうなったらあきらめてどんどん進むのだ。
阿寒湖に到着して、アイヌの民芸品屋が建ち並ぶアイヌコタンでバイクをとめた。それにしてもここは、怪しげな音楽に怪しげな建物、怪しげな木彫りに怪しげな民芸品、なんとも怪しいところだ。とりあえずご飯と思って探しまわったのだが、喫茶店らしき怪しい店はあってもちゃんとご飯が食べられそうなところは見つからない。まあ、あまりにも腹が減りすぎたのか、なんだか落ち着いてきたので民芸品を見てまわることにした。
でも、つまんなかったからすぐに出発しちゃった。木彫りがほしかったけどめちゃめちゃ高くて買う気にならなかった。
やっぱり何も食べないわけにはいかない。空腹感はあまりないけど体力が落ちているのが全身で感じ取れる。こうなったら何でもいいから最初に目にはいった飲食店に飛び込むのだ。
しばらく行くと喫茶&ラーメンと書いた小さな店を発見。バイクも止まってたのでちょっと安心できそうなので、そこで適当に食事をすることにした。けっきょくラーメンと牛乳を飲んだのだが、味はまあ普通かな。でも値段相応ではなかったかな。
足寄の道の駅に到着した。ここはカマンベールチーズが有名らしく、製作工程などが見学できるようになっているようだ。お土産屋の隣のレストランというか喫茶店では、チーズカレー等のチーズを使った料理がいくつかあるらしい。にわかチーズ好きのぼくとしては、ここは食べなければならないと思い、店員に聞いてみた。
「レストランでカマンベールチーズ食べられます?」
「そのままのはないですね。」
え? そうなんだ。料理してあるのは何品かあるようだが、切っただけのチーズはレストランには置いてないのだそうだ。しかし、ぼくが残念そうにしていると、
「お土産用のチーズを切ってあげましょうか?」
との申し出が。なんともうれしいではないか。ご好意に甘えてチーズを食べることに成功した。しかし丸いチーズを 6 等分に切ってもらったのはいいのだが、ちょっと量が多すぎたようだ。それに周りの人も変わったものを見るような感じでこっちを見ている。まあ、気にしないのだ。おいしかったから良しとしよう。
実はこの日は北海道へ来る時のフェリーで知り合った方と、然別湖のキャンプ場で落ち合う約束をしていたのだ。順調に行けば然別湖よりもっと先まで行くことも可能だったが、それまでとくに見所もなさそうなので、まっすぐゆっくり然別湖を目指すことにした。
ほどよく道を間違えたり、自衛隊の訓練の音にビビったリしながら、無駄に時間をかけて然別湖に到着した。まだまだテントを張るには時間がありすぎるので、ソフトクリームを食べたり、お土産を買ったり、写真を撮ったりした。んが! そのとき手が滑ってカメラを落としてしまった。しかもその弾みでフタが開いてしまったのだ。とうぜん使いかけのフィルムは感光してしまい、使い物にならなくなってしまった。。。
まだちょっと時間は早いがテントを張ってしまうことにした。キャンプ場の受付時間にもなっていないが、テントを張った後から受付をしても良いことになっているらしい。とっととテントを張って、山を降りて夕飯になりそうなものを適当に買いこんで、近所の温泉へ行って戻るとだんだん日が暮れてきた。
まだフェリーの人は来ていないようだ。買ってきたものを適当に火にかけビールを飲んだ。さすがに北海道の夜は涼しい。と言うか寒いくらい。早くフェリーの人来てくれないかな、と思いながら一人で飲んで食って、食器も洗い終わって、後はもう寝るだけになってしまったのだが、やはり一向に来る気配がない。
うーん、そういえば約束をしたときメモをとったわけじゃなくて頭の中で憶えてただけなんだよな。場所は地図に目印をつけたから間違いないと思うのだが、ひょっとしたら日を間違えたのかもしれない。まあ、名前も聞いてないし、それほど話もしたわけじゃないので、もういいや、ってことで寝ちゃうことにした。
顔を洗ってとっとと出発しようと荷物をまとめ始めると、
「おはよー!」
と元気よくジン君がやってきた。
「ライダーごっこしよう!」
と言っていきなり片付けてる最中のぼくの荷物を持って、トレーニング器具のベンチにまたがってしまった。
「お兄ちゃんはもう出発しなきゃいけないんだよ。荷物返してぇ。」
「お兄ちゃんは学校へいったよ。」
そうか。ジン君のお兄ちゃんのレイ君はすでに学校へ行ってしまったのか。ちょっとだけ助かった。
「いや、お兄ちゃんってのはオレの事だよう。オレの荷物返してー!」
「オレ? パパがオレだよ。」
そうか。お兄ちゃんがお兄ちゃんでオレはパパか。っていうかわけわからん。さすが 3 才。
「んー… ライダーさんの荷物返してー!」
「やだっ!」
がくっ。
しかたがないのでちょっとだけライダーごっこに付き合った。しばらくしたらオーナーがジン君を連れて行ってくれたので、速攻で荷物をまとめて出発した。それにしても 3 才にしてこの饒舌、将来のさんまか古館か。
出発したのはいいが、とにかく腹が減った。なにか食べなければ、と思い、通り沿いの飲食店を探すが、さすがにこの時間に開いている店などない。しかたがないので先を急ぐことにして、しばらく先にあるはずの道の駅をとりあえずの目標に定めてひたすら走ることにした。
目標の道の駅に到着したのだが、案の定まだオープンしていなかった。30 分ほど待てば開くらしいのだが、腹の虫は 30 分も待ってくれるほど穏やかなものではなかった。もうこうなったらあきらめてどんどん進むのだ。
阿寒湖に到着して、アイヌの民芸品屋が建ち並ぶアイヌコタンでバイクをとめた。それにしてもここは、怪しげな音楽に怪しげな建物、怪しげな木彫りに怪しげな民芸品、なんとも怪しいところだ。とりあえずご飯と思って探しまわったのだが、喫茶店らしき怪しい店はあってもちゃんとご飯が食べられそうなところは見つからない。まあ、あまりにも腹が減りすぎたのか、なんだか落ち着いてきたので民芸品を見てまわることにした。
でも、つまんなかったからすぐに出発しちゃった。木彫りがほしかったけどめちゃめちゃ高くて買う気にならなかった。
やっぱり何も食べないわけにはいかない。空腹感はあまりないけど体力が落ちているのが全身で感じ取れる。こうなったら何でもいいから最初に目にはいった飲食店に飛び込むのだ。
しばらく行くと喫茶&ラーメンと書いた小さな店を発見。バイクも止まってたのでちょっと安心できそうなので、そこで適当に食事をすることにした。けっきょくラーメンと牛乳を飲んだのだが、味はまあ普通かな。でも値段相応ではなかったかな。
足寄の道の駅に到着した。ここはカマンベールチーズが有名らしく、製作工程などが見学できるようになっているようだ。お土産屋の隣のレストランというか喫茶店では、チーズカレー等のチーズを使った料理がいくつかあるらしい。にわかチーズ好きのぼくとしては、ここは食べなければならないと思い、店員に聞いてみた。
「レストランでカマンベールチーズ食べられます?」
「そのままのはないですね。」
え? そうなんだ。料理してあるのは何品かあるようだが、切っただけのチーズはレストランには置いてないのだそうだ。しかし、ぼくが残念そうにしていると、
「お土産用のチーズを切ってあげましょうか?」
との申し出が。なんともうれしいではないか。ご好意に甘えてチーズを食べることに成功した。しかし丸いチーズを 6 等分に切ってもらったのはいいのだが、ちょっと量が多すぎたようだ。それに周りの人も変わったものを見るような感じでこっちを見ている。まあ、気にしないのだ。おいしかったから良しとしよう。
実はこの日は北海道へ来る時のフェリーで知り合った方と、然別湖のキャンプ場で落ち合う約束をしていたのだ。順調に行けば然別湖よりもっと先まで行くことも可能だったが、それまでとくに見所もなさそうなので、まっすぐゆっくり然別湖を目指すことにした。
ほどよく道を間違えたり、自衛隊の訓練の音にビビったリしながら、無駄に時間をかけて然別湖に到着した。まだまだテントを張るには時間がありすぎるので、ソフトクリームを食べたり、お土産を買ったり、写真を撮ったりした。んが! そのとき手が滑ってカメラを落としてしまった。しかもその弾みでフタが開いてしまったのだ。とうぜん使いかけのフィルムは感光してしまい、使い物にならなくなってしまった。。。
まだちょっと時間は早いがテントを張ってしまうことにした。キャンプ場の受付時間にもなっていないが、テントを張った後から受付をしても良いことになっているらしい。とっととテントを張って、山を降りて夕飯になりそうなものを適当に買いこんで、近所の温泉へ行って戻るとだんだん日が暮れてきた。
まだフェリーの人は来ていないようだ。買ってきたものを適当に火にかけビールを飲んだ。さすがに北海道の夜は涼しい。と言うか寒いくらい。早くフェリーの人来てくれないかな、と思いながら一人で飲んで食って、食器も洗い終わって、後はもう寝るだけになってしまったのだが、やはり一向に来る気配がない。
うーん、そういえば約束をしたときメモをとったわけじゃなくて頭の中で憶えてただけなんだよな。場所は地図に目印をつけたから間違いないと思うのだが、ひょっとしたら日を間違えたのかもしれない。まあ、名前も聞いてないし、それほど話もしたわけじゃないので、もういいや、ってことで寝ちゃうことにした。