ついに発表になった東芝の HD DVD 事業からの撤回。
これほど迅速にキッパリと敗北宣言を出すとは思ってなかったが、ここ数ヶ月の世間の風潮を見てれば次世代 DVD の決着は付いたも同然だったので驚きはない。
「HD DVD の優位性は現時点でも変わっていない」なんて言ってるらしいが、何を持って「優位」なのかさっぱりわからない。技術的には容量の多い Blu-ray のほうが高いだろうし、Blu-ray と比較して製造コストが安いとかメリットで上げてた時期もあるくらいなので、技術的にはむしろ低いから製造しやすいという意味だろう。もちろんコストを抑える技術も大事だと思うが、それで性能を削ってしまっては意味無いのだが。
それにしても東芝は Blu-ray を出す予定はないらしい。このまま永遠に出さないつもりなのだろうか? 代替案がなければ光ディスクの載った PC やレコーダーは、東芝だけが時代遅れの DVD のみ搭載ということになってしまうのではないだろうか? まあ、さすがに世間が Blu-ray 一色になってしまったら東芝も Blu-ray を搭載するだろう。
それはともかく HD DVD 撤退の発表と同時にフラッシュメモリに力を入れていく旨の発表があったが、一体何がしたいのだろう?
フラッシュメモリがハードディスクと比較して小さく壊れにくい超大容量媒体としてこれから成長していくのは間違いないと思うが、光ディスクと比べれば壊れやすくて値段の高いフラッシュメモリが光ディスクの置き換えになるとは考えられないと思うのだが。
ニンテンドー DS のソフトはフラッシュメモリ媒体で提供しているが、あんな形で映像を売る方法を考えているとか?
まあ、フラッシュメモリがますます発展していくのは単純にうれしいし、光ディスクは Blu-ray で決まったのは良かった。
価格競争のなくなった Blu-ray の値段が下がらなくなるのではないかと心配だが。
2008年02月20日
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